クロスの使い分けで仕上がりが違う?!

社会人の大切なマナーの1つに身だしなみがあります。

清潔感のある髪型や洋服だけでなく、よく磨かれた革靴は相手からの印象をも左右します。

ここでは、靴磨きには欠かせないアイテム「クロス=布」の上手な使い方をご紹介します。


靴磨き=布

布は靴の手入れにの全ての行程で必要になるマストアイテムで、基本的には使い捨てになります。

靴磨きには「汚れ落とし」「クリームの塗布」「鏡面磨き(シューシャイン)」と3つの工程に分かれており、

それぞれの使用場面によって適切な布の種類が違ってきます。

もちろん1枚の布だけで磨きを完結させることもできますが、使い分けた方が効率も良く、仕上げの美しさにも影響してきます。


使い分け

靴磨きでは、生地の素材や吸水性の違いを意識しながら布を選ぶのがコツです。

・使い古しのTシャツや肌着

・コットン100%の布

・フランネル生地(ネル生地)

この3種類の生地を使い分けることで、靴磨きの仕上がりも変わってきます。

汚れ落としには織り目の粗いTシャツ、磨きには織り目が細かく吸水性も良いネル生地が適しています。

もし、複数の生地を準備するのが大変なときは、吸水性があり靴磨き全般に使える万能なネル生地を選べば間違いないでしょう。

この他に使い古したストッキング生地は非常にきめ細かく光沢を出すことも簡単ですので、手元にある場合は是非試してみてください。


布は巻こう

布はそのままの大きさで使うのではなく靴磨きに適したサイズに切り分けてから、人差し指と中指に巻いて使います。

サイズは長さ50センチ・幅が8センチの程度の細長の形状が適していますので、予め準備しておきましょう。

コツは布にシワを寄せずしっかり伸ばしながら巻くことで、クリームを均一に塗布し磨きに大切な指先の力がうまく伝わります。

ちょっとの手間で靴の仕上がりも見違えるほど変わってくるはずですので是非お試しください。

プロ職人さんの磨いた靴のような輝きに少しでも近づけたら、今よりももっと靴磨きに自信がつくはずです。