鏡面磨きが上手くなるコツ

お手入れを自分でしている人は、美しく磨かれた鏡面磨きを上手に仕上げることは憧れですね。

そんな鏡面磨きをマスターすれば、いつでもピカピカの靴で自信が持てるはずです。


鏡面磨きとは

靴のつま先やかかと部分をワックスでピカピカに光沢が出るまで磨き上げることを言い

「鏡面仕上げ」や「ハイシャイン」とも呼ばれ、靴をより上品な雰囲気に仕上げることができます。

プロの靴磨き職人さんにお願いすると見違えるほど美しくなりますが、それこそが「鏡面磨き」の魅力です。

決して簡単なことではなく技術と忍耐が必要な作業ですが、コツさえ掴めば初心者の人でも挑戦できますよ。


磨く前にはお手入れを

汚れが付いたままの靴をいくら磨いても美しくはなりませんので、まず基本的なお手入れから始めます。

ブラシで汚れを取り除き、クリームで十分保湿してからクロスで磨き上げてください。

しばらく履いていない靴も必ず一度ケアしてから磨きの作業に入りましょう。


美しく仕上げるために

・まず靴にはシューキーパーをはめて磨きやすい状態に固定し、クロスを指に巻き付けましょう。

・指に巻いたクロスを少し湿らせてからワックスを少量取りますが、

ちょっと足りないかな?と感じるくらいの量で大丈夫です。

・ワックスを力を入れずに優しく円を描くように撫でるようなイメージで塗り込んでいきますが、

磨く箇所についてはつま先とかかになり、シワの手前までになるので注意してください。

磨いていると全体をピカピカに仕上げたくなりますが、硬い箇所のつま先やかかと以外はしなやかに曲がり、

この部分へワックスを塗っても割れたり反対に汚くなったりしてしまう恐れが。

表面が艶なしで少し白っぽい状態になるまで、2〜3回塗り込んで約3分乾かしてください。

そしてこれからが磨きの本番です。

水を少量垂らし優しく円を描くように塗り込んでいきますが、絶対に力を入れ過ぎてはいけません。

ひたすら忍耐強くゆっくり丁寧に美しく仕上がる近道です。

この工程を納得いくまで繰り返しますが、プロでも20分ほどかかる忍耐のいる作業です。

鏡面磨きは時間と根性のいるお手入れですが、その分仕上がった時の喜びは格別ですので是非一度挑戦してみください。