プロが教える靴磨き術 靴磨きの失敗から学ぶ
失敗から学ぶことは多いといいますが、技術は失敗を経験することにより
磨かれるのはプロでも同じ。
靴磨きは靴を育てるとも言いますが、磨きを通し気づかされることも多いのです。
ここでは、靴のお手入れの際に失敗が多いケースをご紹介しますので
是非参考にしてみてください。
シューキーパーのサイズ
シューキーパーが小さいなど靴に合ったサイズを使わなかったため
靴の甲の部分に履きジワが入ってしまうという失敗があります。
こういう時は、違う正しいサイズのシューキーパーを入れることで
シワがかなり伸び理想な形に戻ることもあります。
また、バネタイプのシューキーパーは靴の形に合った作りではないため
一部分に大きな負担がかかり、特に柔らかい靴の場合はシワが寄り、
靴の形が崩れてしまうリスクがあります。
シューキーパーのサイズ選びは慎重に行うことと
時々保管している靴の状態を確認するなどの注意が必要ですね。
クリーナーなどの選び方
クリーナーやクリームの使い方を間違えると、靴に傷をつけたり
革のツヤを無くしてしまったりするので、注意しましょう。
クリーナーによって落としやすいもの、靴との相性が合わず
落ちにくいクリームなどがあります。
例えば水性の汚れ落とし用のクリーナーは、水分の多いクリームなどを
落とすときには効果的ですが、油性クリーム落としには適していません。
汚れが落ちないからといって強くこすりすぎると、
革を傷める原因になりますので、作業をするときは優しく丁寧にを心がけましょう。
また、クリームやオイルを塗りすぎると、革がベタベタになり
ツヤが出なくなる原因にも繋がります。
靴磨きを始めたことは作業が楽しく、つい塗りすぎてしまうことがありますので、
ほどほどにしておきましょう。
修理は早めに
また、修理が遅かった、という失敗もよくあるケースです。
特に、かかとやつま先が削れてはいけない箇所まで削れてしまうと、
修理を職人さんにお願いする必要が出てきてしまうので早めのお手入れが必要です。
靴の中で一番消耗するのは靴底ですので、日々のメンテナンスが大切になってきます。
靴は私たちの生活の中でなくてはならないものです。
足元を支えてくれる靴に「ありがとう」の気持ちで接したいですね。
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